2021年12月23日12:00

お墓に水をかけてもいい?悪い?
お墓に水をかけてもいいか悪いかですが、
答えは「どちらでも構わない」といわれています。
お墓参りをする人たちの考え次第で
どちらの行為を選択しても良いということです。
どちらも間違っていないとなると余計に
どうしたらいいか分からないという方は、
両方の理由を知って行為を選択することをおすすめします。
では、実際に水をかけていいとする理由と
水をかけてはいけないとする理由をいくつか紹介します。
●お墓に水をかけていいとする理由
お墓に水をかけていいとする理由の1つとして、
ご先祖様や故人が地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道の六道のうちの、
水も食料もなく、常に喉の渇きと飢えに苦しんでいるとされる
「餓鬼道」に落ちている可能性があり、
水を欲しがっているかもしれないからというものがあります。
そして、お墓の掃除ができて綺麗になり、
お浄めにもなるからという理由でお墓に水をかける人もいます。
後者は私たちがお寺や神社を参拝する前に
手水舎で手を浄めるのと同じ考えです。
また、お参りにきたことを、ご先祖様や故人に
知らせることができるからという理由でお墓に水をかける人もいるよう。
そうすると、ご先祖様や故人が墓前に出てきてくれるとも考えられています。
更には、お釈迦様の誕生日である4月8日に行われる
花まつり(灌仏会などとも呼ばれます)という仏教行事の中で
お釈迦様の像に甘茶をかけることが影響して、
お墓に水をかけるという考えもあります。
×お墓に水をかけてはいけないとする理由
お墓は開眼供養をされているので墓石自体が
ご先祖様や故人を表すそのものとなり、
そのお墓に水をかけることはご先祖様や故人の頭に
水をかけていることと同じで失礼にあたる、という理由から
お墓に水をかけてはいけないとする人もいます。
また、水をかけることによって墓石に急激な温度変化が起こり、
墓石が割れてしまう可能性があるという理由から
お墓に水をかけない人もいるようです。
しかし実際は水をかけた程度では、滅多に石が割れることはないので、
特に古いお墓であったり墓石屋さんから、水をかけてはいけないと
注意されていたりするようなことが無ければ、この問題は心配しなくて構いません。
お墓の水のかけ方
お墓に水をかける際には必ず綺麗なお水を使うようにしましょう。
水のかけ方に決まった順番はありませんが、
いきなり水をかけるよりは濡れタオルなどで
墓石のコケや汚れなどを除いてから水をかけると尚良いです。
かける際には水桶やバケツで直接かけたりはせず、
柄杓などを使って上からたっぷりと水をかけます。
上からというよりは、お墓の後方のみにお水をかけるという考えもあるので、
心配な方は親戚や霊園の人に相談してみてください。
どちらの場合も、優しく心を込めてかけてあげるのがポイントです。
また、水鉢にしきみを浮かべて、そのしきみの葉についた水をはじいて
お墓にふりかける「水手向け(みずたむけ)」という方法もお墓に水をかける行為の1つ。
これは古来のしきたりなので、今もやっている人は少ないですが
地域や家族によっては根強く残っているところもあります。
花立てに花を生ける際に水手向けをする人が多いので、
やりたいと思う方はこのタイミングでするのが良いでしょう。
水手向けはお墓に水をかけるのとは
別の行為として考えられているので、重複して行って構いません。
お水について 後編≫
カテゴリー

お墓に水をかけてもいい?悪い?
お墓に水をかけてもいいか悪いかですが、
答えは「どちらでも構わない」といわれています。
お墓参りをする人たちの考え次第で
どちらの行為を選択しても良いということです。
どちらも間違っていないとなると余計に
どうしたらいいか分からないという方は、
両方の理由を知って行為を選択することをおすすめします。
では、実際に水をかけていいとする理由と
水をかけてはいけないとする理由をいくつか紹介します。
●お墓に水をかけていいとする理由
お墓に水をかけていいとする理由の1つとして、
ご先祖様や故人が地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道の六道のうちの、
水も食料もなく、常に喉の渇きと飢えに苦しんでいるとされる
「餓鬼道」に落ちている可能性があり、
水を欲しがっているかもしれないからというものがあります。
そして、お墓の掃除ができて綺麗になり、
お浄めにもなるからという理由でお墓に水をかける人もいます。
後者は私たちがお寺や神社を参拝する前に
手水舎で手を浄めるのと同じ考えです。
また、お参りにきたことを、ご先祖様や故人に
知らせることができるからという理由でお墓に水をかける人もいるよう。
そうすると、ご先祖様や故人が墓前に出てきてくれるとも考えられています。
更には、お釈迦様の誕生日である4月8日に行われる
花まつり(灌仏会などとも呼ばれます)という仏教行事の中で
お釈迦様の像に甘茶をかけることが影響して、
お墓に水をかけるという考えもあります。
×お墓に水をかけてはいけないとする理由
お墓は開眼供養をされているので墓石自体が
ご先祖様や故人を表すそのものとなり、
そのお墓に水をかけることはご先祖様や故人の頭に
水をかけていることと同じで失礼にあたる、という理由から
お墓に水をかけてはいけないとする人もいます。
また、水をかけることによって墓石に急激な温度変化が起こり、
墓石が割れてしまう可能性があるという理由から
お墓に水をかけない人もいるようです。
しかし実際は水をかけた程度では、滅多に石が割れることはないので、
特に古いお墓であったり墓石屋さんから、水をかけてはいけないと
注意されていたりするようなことが無ければ、この問題は心配しなくて構いません。
お墓の水のかけ方
お墓に水をかける際には必ず綺麗なお水を使うようにしましょう。
水のかけ方に決まった順番はありませんが、
いきなり水をかけるよりは濡れタオルなどで
墓石のコケや汚れなどを除いてから水をかけると尚良いです。
かける際には水桶やバケツで直接かけたりはせず、
柄杓などを使って上からたっぷりと水をかけます。
上からというよりは、お墓の後方のみにお水をかけるという考えもあるので、
心配な方は親戚や霊園の人に相談してみてください。
どちらの場合も、優しく心を込めてかけてあげるのがポイントです。
また、水鉢にしきみを浮かべて、そのしきみの葉についた水をはじいて
お墓にふりかける「水手向け(みずたむけ)」という方法もお墓に水をかける行為の1つ。
これは古来のしきたりなので、今もやっている人は少ないですが
地域や家族によっては根強く残っているところもあります。
花立てに花を生ける際に水手向けをする人が多いので、
やりたいと思う方はこのタイミングでするのが良いでしょう。
水手向けはお墓に水をかけるのとは
別の行為として考えられているので、重複して行って構いません。